駐在1年目の夏休みは一番大事！英語力を伸ばすための基礎力

駐在としてポートランドに来られる方の1年目の夏は、本当に大きな分かれ目になります。

巣鴨アドバンススクールポートランド校の御殿谷です。

1年目に、どこまで基礎的な英語力を身につけておくか。

1年目に基礎力をつければつけるほど、2年目と3年目に英語力を大きく伸ばすことができるのです。

基礎力とは土

英語の基礎力とは植物を育てる時の土と同じです。

土は目立ちません。

土は大変地味です。

多くの人は植物を見ても土のことなんて考えません。

綺麗なバラを見て、土のことを気にする人なんて全くいないでしょう。

でも、土がどれだけ栄養を蓄えているかで、大きな実や花をつけるかどうかが大きく変わるのです。

英語の基礎力は文法

大きな実をつけるためには栄養豊富な土が必要。

それと同じく、英語力をつけるには基礎力が必要。

基礎力と聞いて何を想像しますか。

英語の基礎力といっても、ネイティブのかっこいい発音でも、ペラペラ喋るスピーキングでもありません。

実は文法なんです。

「えぇ、文法？」

びっくりされる方もいるかとは思います。

なぜなら文法ほど日本の英語教育の戦犯になっている学習方法はありません。

日本人が喋れないのは文法重視の英語教育の責任だ。

そんな英語教育に対するクレームもよく聞きます。

もしかしたら日本に住んでいる間はそうなのかもしれません。

英文法ばかりやって何が正しいのかをチェックされる。

間違いを恐れて、話す勇気が出ない。

日本の英語教育が原因で、消極的になってしまう面もあるでしょう。

ただ駐在の子供達がアメリカで置かれている状況は全く違います。

彼らは現地校に行けば、強制的に英語を聞き、英語を話す機会を与えられるのです。

そんな状況で必要なのは、発音だったり、スピーキングではないのです。

そんなものは、2年、3年アメリカの学校で過ごせば身に付けることができます。

誰だって学校に行き続けていれば、アメリカンな発音を身につけて、it’s likeとかいっちょまえに使っていることでしょう。

そんな見せかけだけの力は、誰でも苦労しないで身に付けることができます。

文法と言っても

駐在の子供達が1年目に必要とするのは、英語の基礎力。

リスニングでもスピーキングでもなく、文法力なのです。

文法と言っても、現在進行形がどうとか、三人称単数がどうとか、単語の理解は必要ありません。

「He」が来たら、「play」は「plays」になるとルールを分かっていればオッケーです。

「I」が来たら「is」ではなく「am」が続く、などなど。

そういう理解をしているかどうかで、2年目や3年目の英語力の伸びが大きく変わってくるのです。

そのためには何をするべきか。

それは徹底して、正しい英文法の例文を写すこと。

とにかくたくさん書くこと。

嫌になる程たくさん書いて、型を覚えるのです。

何事もマネから始まります。

赤ちゃんも、お父さんお母さんのマネをして言語を覚えていきます。

それと同じように、正しい例文をマネるのです。

何度も何度も文章を書いて書いて書きまくる。

そうすると、自然と文章が構築できるようになります。

自然と、主語の後は述語だなと分かってくるのです。

英語の流れをつかめるようになるのです。

最初は例文通り。

慣れてくれば、例文とは違う自分オリジナルの文章を。

ここまでくれば、基礎はできたようなもの。

栄養豊富な土を手に入れた子供達は、2年目3年目に大きく英語力を伸ばしていくことでしょう。

巣鴨アドバンススクールでは、開校以来10年以上のノウハウが蓄積されています。

多くの子供達は、3年程で英検２級レベル、ESL(ELD)卒業レベルの英語力を身につけていきます。

速い子は、2年で英検2級レベルになり、3年で準一級レベルになります。

そこまでくれば、現地校の宿題も自分一人で取り組めるのです。

現地校生活も大きく楽になることでしょう。

それも全ては1年目に基礎力をしっかりつけているから。

まとめ

1年目の夏、それは今後のアメリカ滞在を大きく分ける年となります。

1年目に栄養豊富な土を手に入れれば、2年目と3年目には大きな実や花をつけることでしょう。

そのためにも、時間のある夏に、徹底して文法を鍛えるのです。

文法を鍛えれば鍛えるほど、2年目や3年目が楽になることでしょう。