忘れるのは悪いこと?

どんな勉強には暗記は付き物です。

特に、英語・日本語などの言語学習においては、暗記は必須です。

 

英語・日本語を話せれば良いんだ!と思う人もいるかもしれません。

しかし、暗記(インプット)をせずに話す(アウトプット)の練習ばかりしていると、

いつまでたっても幼稚っぽい表現から抜け出すことができませんので、

やっぱり暗記は大事なんです。これは絶対です。

 

そして、塾の先生をしていると、

「英単語をなかなか覚えることができません。」

「漢字を覚えるのが苦手なの。」

「何度やっても覚えられないもん。馬鹿だから。」

 

3番目は言い過ぎかもしれませんが、こんな言葉はよ~く耳にします。

 

 

エビングハウスの忘却曲線について

 

エビングハウスという人の名前は知らない人が多いかもしれませんが、

忘却曲線については聞いたことが多いと思います。

要は、人は

「1度学習をしてからどのくらいの時間で
 何%忘れてしまうのか?」

というのをまとめたものです。

 

 

本当に忘却曲線を理解している?

 

忘却曲線という言葉を知っているだけでは意味はありません。

テストにも出てきませんし、役にも立ちません。

 

では問題です、

 人は1時間で( ① )%の内容を忘れる
   1日で ( ② )%の内容を忘れる

 

さて、①②に当てはまる数字を考えてみてください。

 

 

 

 

 

1時間で50%の内容を忘れ、
1日で約70%の内容を忘れると言われています。

 

物を学習した直後から物忘れが始まり、

最初は一気に忘れ、

次第にゆっくり忘れるようになります。

 

ということは、勉強したものを24時間以内に復習をしないと、

70%以上の内容を忘れてしまうということになり、

また覚え直すのに時間が掛かってしまいます。

 

生徒たちから「覚えられない」という話をよく聞きますが、

 

よくよく聞いてみると

  • 復習をするタイミングが遅い
  • 復習をする回数が少ない

ということが多いです。

 

 

忘れないためには、

繰り返し復習をすること

 

さて、上で書いた通り、人間は忘れる生き物です。

だとすれば、忘れてしまうことを責めるのではなく、

忘れることを前提に勉強をする方が賢明です。

 

エビングハウスによると、

1度目の学習より2度目以降の学習の方が簡単になる。

復習を重ねるごとに忘れにくくなる。

そうなので、復習をすることで記憶に定着させましょう。

 

復習のタイミングとしては、

 1)学習した翌日
 2)学習した3日後
 3)学習した1週間後
 4)学習した2週間後

 

①~④のように最低4回は復習をして、それ以降は1か月後、2か月後と

復習の間隔を広げていくことで忘れにくくすることができます。

 

 

まとめ

 

復習は1回目の学習からできるだけ早くすること。

そして、最低4回は復習(思い出すだけでもOK)をしましょう。

 

→授業の宿題を、次の授業の直前にするのは効率が悪いのでやめましょう。

 

 

とはいえ、自分で何度も復習をするのは大変です。

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子供たちが効率的に学ぶことができます。

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