結論からお伝えしましょう。
帰国子女はほぼ確実に英語がペラペラになります。
中身のない本当にうすーいペラペラであれば。
ポートランド・シアトル・バンクーバーWAで展開中の学習塾の巣鴨アドバンススクール。
ポートランド校教室長の御殿谷です。
ペラペラとは
わたしも周りの同級生に言われたことがあります。
「お前はアメリカに行ってたから英語ペラペラでいいよな」と。
私は父の転勤でアメリカに渡りました。
日本に帰ってきた時の英語力なんて、英検3級にも到達しないレベル。
そりゃそうです。
基本的には、周りの日本人とばかり一緒でしたから。
それでも日本に帰れば、周りからは「英語ペラペラ」扱い。
これが昔も今も続く日本の現状です。
「Hi How are you?」「I’m good. Thanks」
なんてアメリカ英語の発音で言った日には、周りからチヤホヤされてしまうもの。
こんなもんですよ。日本の英語に対する姿勢なんて。
みんな英語ができません。
特に英会話ができません。
英会話ができないから、ちょっとアメリカの発音で英語を言おうものなら、「かっこいい!」ってなるんです。
逆に、アメリカの発音っぽくなければ、なーんだって落胆されます。
表面的なものにしか人は反応してくれないんですよね。
なぜなら、それしか分からないから。
アメリカっぽいかどうかしか彼らは分からないから。
彼らの中でのペラペラとは、アメリカっぽい発音かどうか。
そしてアメリカで過ごした大半の帰国子女は、アメリカっぽい発音を習得して帰国します。
だから日本では周りにチヤホヤされる。
でも、チヤホヤされている人は、不安で仕方ありません。
なぜなら自分の英語力が現地の子と比べてどれだけ低かったかを痛感しているから。
アメリカでどれだけ辛い思いをしているか。
本当に英語がわかる人には、帰国子女の英語のレベルなんて見透かされてしまうから。
どんなにアメリカっぽい発音で実力を隠そうが、少しでも込み入った話題を振れば、それが薄いペラペラなのかどうか分かります。
これを日本に置き換えて考えてみましょう。
みんな日本語ペラペラですよね。
でも、ちょっと話すれば分かりますよ。
それが中身のないペラペラかどうかなんて。
英語だって一緒ですよ。
少し話すれば、その人が中身のある話をするかどうか。
分かってしまうものです。
アメリカっぽい発音をしているだけで、中身があるかどうかは、わかる人には分かってしまう。
だから、中身をしっかり身につけるために、ちゃんと読み書きをやっておきましょう、ということなんです。
日本語はペラペラだけど日本語の読み書きができない日本人がいたとしたら、皆さんなんて思います?
読み書き頑張ろうか、って思いますよね。
もう少し世間を知っておこうかってなりますよね。
うっすいペラペラなんだなって思いますよね。
まとめ
帰国子女は、たいていが英語ペラペラになります。
ペラペラになって、日本に帰国することになります。
でも、それがうっすいペラペラなのかどうか。
英語がわかる人が見れば、一瞬で見抜けるものです。
そのためにも、英会話以上に、英語での読み書きをしっかりやっておきましょう。
表面的な発音だったり、流暢な英語というのはアメリカに滞在していれば自然と身につきますから。
読み書きをしっかりやることこそ、うっすいペラペラから抜け出る唯一の方法です。