本日は、現地校が始まる前に最低限知っておくアメリカの文化をお伝えいたします。
ポートランド・シアトル・バンクーバーWAで展開中の学習塾の巣鴨アドバンススクール。
ポートランド校教室長の御殿谷です。
前回お伝えした、「現地校が始まる前に知っておきたい3つの単語」ですが、「アメリカの文化」も知っておいて損はありません。
日本とは全く違う文化。
文化の違いを知っておくだけで、現地校生活のストレスは減ります。
文化の違いを理解して、子供達には少しでもストレスを軽減した現地校生活を送ってもらいましょう。
日本の優等生
日本の学校においては、静かにすることが求められます。
静かにしていれば優等生。
うるさくしていたら優秀でない生徒。
静かに先生の話を聞く生徒。
先生から言われたことをしっかりこなす生徒。
これが日本の優等生です。
先生の話をしっかり聞いてくれる生徒こそ、日本では優等生なのです。
授業でも、先生が質問するのは答えが欲しい時だけ。
はい、この問題わかる人?
はい、正解です。
うん?残念。
教室における先生と生徒の主なやりとりは、こんな会話です。
自分の意見なんて聞かれることはほとんどありません。
アメリカの優等生
逆に静かにしている生徒はアメリカではどういう評価を受けるのでしょうか。
アメリカでは、多様な文化があります。
アメリカ人と一口に言っても、中華系、インド系、アフリカ系、中東系などなど。
様々な異なる文化を背景とした生徒たち。
彼らをまとめなければいけないアメリカの先生。
各文化によって、常識は全く違うわけです。
お互いに何を求めているのか、何を考えているのか伝えあわなければいけません。
そんな中で静かにしている日本人の生徒がいたら、アメリカの先生はどう思うでしょうか。
この子は静かだな。。。
何も意見がないのかな?
周りの子は、しっかり意見するのに。
真剣に授業に臨んでいないのかな。。。となります。
ましてや、家庭にて大人が宿題を手伝っていたら尚更です。
「この子は宿題はしっかりやってきているから、英語力は大丈夫かもしれない。
英語力はあるのに、静かにしているってことは、特に意見がないのね。」
と思われてしまうのです。
多種多様な人種がいるアメリカでは、何かを思っていたら言わないと通じません。
何も言わなくても、空気を読んでくれる。
そんな日本とは真逆の社会なのです。
思っていることは言う。
言えば通じる、そう言う社会なのです。
アメリカで優等生というのは、常に自分の意見を言える子です。
「私はこう思います。」
「私は週末はこう過ごしました。」
あなたの意見を聞かせてほしい、と聞かれる現地校。
日本の子供たちは面食らうことでしょう。
僕の意見?私の意見?正解を言うのではないの?そんなこと先生から聞かれたこともない、と。
まとめ
アメリカと日本では優等生の定義が違います。
まずは優等生の定義の違いだけでも理解してください。
目指すべき方向性が見えてくることでしょう。
静かにしていても評価されない。
それがアメリカです。
まずは、片言でも良いので、自分の意見を言えるようにすること。
私はこう思う。
私はこういう週末を過ごした。
自分の意見を言う練習をすることで、静かな日本人を抜け出して。
早く現地校に慣れていきましょう!